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「原宿から新宿まで徒歩３７分、渋谷まで徒歩２１分。」

優さんは地図に定規で線を引き考えた。

「裏道…」

ボソッと声が聞こえた。
如月だった。

「車は大通りしか通れない。車を降りた後、逃走経路としては裏道しかありえない。」

取りあえず渋谷まで行って裏通りを片っ端から洗ってみることにした。
僕と優馬さんと優さん、純と美奈と大地さんと美憂さん、如月と俊さんと泉さんの３グループに手分けして探すことにした。

優馬さんはしきりに携帯で人に電話をかけていた。

「109の裏？」