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暗い少女は明るい少女?

第42章 みんなの知恵

このまま突っ込むかいや、危険すぎる、なら人がいなくなるのを待つかいや、その間にどうなるか分からない…。
クソッ、どうすれば!
僕がイライラしているのを感じたのか優馬さんは言った。

「慌てるな。僕に任せて。」

そしてどこから取り出したのか警棒みたいなものを僕に渡して言った。

「いい?僕が表で大声を上げる。そうすれば相手は動揺するし、隙が出来る。その間に二人を助ける。」

危険だがそうするしかなかった。
優馬さんは優さんに隠れているように言い、表に走って行った。

「こっちだ!こっち!」

優馬さんの大声が聞こえた。
それと同時に僕は裏口から中に転がり込んだ。

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