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暗い少女は明るい少女?

第43章 空色の3日目

模造品の刀の店で如月は一つ取り上げて言った。

「『殺さずの誓い、逆刃刀だ』」

「キザだな、如月。」

純の言葉に如月はそっぽを向いた。

「一応、写真は撮っといたから帰ったら印刷してあげるよ。」

僕が苦笑しながら言うと如月は嬉しそうな顔をしたのだった。
本堂の近くに来た時、相沢さんが叫んだ。

「ここからスカイツリーってホントによく見えるんだね。」

確かにスカイツリーの写真を撮るにはまさに絶好のポイントだ。

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