テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第43章 空色の3日目

如月は入り口近くの服屋へ、美奈と相沢さんは奥の方にあるテレビグッズのお店へ、灰音はスカイツリーのお土産専門店へ行った。
そして僕と純は…

「せっかくだ。ブラブラしながらいろいろ見るのも悪くない。」

「ブラブラね。」 
  
純は僕の言葉に頷いた。

「なあ、柊一、」

「ん?」

「昼間のお姉さん大丈夫かな?」

「ああ、春川さん?」

僕は純の顔を覗き込んだ。

「純?」

「あっ、ううん。何でもない。」

純はそう言ったけど僕には純の浮かない顔が気になった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ