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暗い少女は明るい少女?

第43章 空色の3日目

スカイツリーの中は薄暗かった。
その代わり、夜景の素晴らしさが良く分かった。
灰音がデジカメを片手に困った顔をしていた。

「どうした?」

灰音は窓の外の景色を目に焼き付けるような感じだった。

「窓に反射して綺麗に撮れないのよ。写真。」

「携帯のカメラならまだ綺麗に撮れるよ。」

純がそう言って灰音に見せる。
僕は灰音のカメラを見ながら言った。

「それさ、ビデオカメラ機能付いてるよね?写真より綺麗に撮れるんじゃない?」

僕らはそう言って窓の景色を見てたまに写真を撮ってスカイツリー観光を楽しんだ。

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