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暗い少女は明るい少女?

第45章 春休みの大作戦 

「この喫茶店、案外広いのね。手分けして探した方が良さそう。」

灰音はそう言うと中から入り口の鍵を空けようと店の玄関に向かった。
僕はまず厨房の辺りから手をつけた。
窓に面しておらず何かが起こった場合、外から見られる心配がないからだ。
僕は大きな扉の真ん前を横切った時、妙な違和感を感じた。

「…」

僕が固まっているのに気付いた美奈が不意に横にやって来た。

「冷凍室…まさか居ないよね、こんなところ…」

僕は急いで扉を開けた。

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