テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第45章 春休みの大作戦 

春川さんを優馬さんの車に乗せたところで僕は不意に思った。

「純、ところで灰音は?」

「えっ?」

「灰音。お前と一緒にフロアで春川さんを探してたんだよな?」

「あっ!忘れてた。」

…純もかなり酷いものである。
僕は春川さんを優馬さんと美奈に任せ、純を連れて店に引き返した。
裏口から入ると俊さんと店長の話を邪魔してしまいそうで僕たちは入口から入ることにした。
入口を開けた時、純が口を開いた。

「ちょっと待て。何かおかしくないか?」

そういえば、人の気配がしないような気がする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ