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暗い少女は明るい少女?

第45章 春休みの大作戦 

文化祭の後、灰音が純に振られて髪を切って僕に似合う?と笑った顔。 

「平気な訳無いだろうが!」

優馬さんが俊さんの肩を強く掴んで言った。
俊さんは顔に張り付けた笑顔を歪めて言った。 

「ちょっと優馬、痛いよ。」

「髪焼かれて平気だなんて笑うな!」

俊さんは糸が切れたようにペタンと座り込んだ。
灰音が俊さんにタオルを差し出した。

「使って下さい。」

俊さんは受け取るとやっと無理をしていない優しげな笑顔をみせた。

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