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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

「もう一ヶ所ある。」

「えっ?」

「保健室。」

「あっ!」

そうだ!保健室!
確か学生課の真ん前にあったんだ。
教務課、学生課、保健室はどこもここからは全く同じぐらいの距離である。
保健室は知っている人でなきゃ、素通りしてしまいそうな程さりげなくあるため、相手も気付きにくい。
僕たちは窓から外を確認し、入口ドアのすりガラスにも誰もいそうじゃないのを確認して廊下に出た。
とその時、階段から男が一人やって来た。

「お前ら!」

ヤバい!

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