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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

その時、純が真ん前に男がいるにも関わらずその方へ突っ走った。
あいつ、気でも狂ったか。
僕は思わず目を瞑った。

「わぁー!」

僕は恐る恐る目を開けた。
純がそこに立っており、階段の下の方で男が伸びていた。
状況から察するに純が体当たりし相手が誤って階段から落ちたらしいと言うことが分かった。

「柊一、行くよ!」

僕たちは階段を駆け降り、8号館の裏を通り、保健室の方へ向かった。

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