テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

「あった、電話。」

僕が呟いた時だった。

コトンッ!

物音がした。
振り返るとカーテンの裏から小柄で青白い顔をした男の子が現れた。

「先生います?」

いきなり聞かれた僕と純は顔を見合せた。

「調子が悪いから早引けしようと思って。」

「なるほどね。」

僕はこの小柄男子に今の状況をどう伝えれば良いか考えていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ