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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

「ムチャなんて無い!俺たち今までなんでもやって来ただろう?高校の修学旅行ではお前は誘拐された俺と美奈助けてくれたし、この前の東京ではブラックバイトの店長ともやりあった。俺たちに出来ないことなんてあったか?」

「…」

「『やれる』じゃない。『やる』。それだけ。」

純が振り返った途端、目出し帽を被った男が入り口から入ってきた。
純はフェンシングの構えをとる。
僕はお互いが血まみれになりながら戦い続けることを予想していた。
現実は違った。
たったの数秒だった。

「えっ?」

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