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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

目出し帽男をガムテープで縛ると純は聞いた。

「情報、知っていること、全部話してもらえる?」

目出し帽男はプイとそっぽを向く。

「簡単に教える訳ないか。」

僕はベットに腰掛け軽くため息を吐いた。
気性が荒い純は薬箱から何か無いか引っ掻き回していた。
僕は純と同じ質問を繰り返した。

「知ってることで良いから。ね?教えてくれたら悪いようにしないよ。」

僕は全部、本音を言った。
平和主義だと良く人に言われるが確かに僕は甘い。
だから舐められてしまう。

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