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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

目出し帽男は僕を睨んで始めて口を開いた。

「何か情報教えてと言って言う訳無いだろう?お前、馬鹿か?」

僕は受け流すことにした。

「あのさ、お前、痛い目にでもあいたいわけ?」

純は本当に容赦が無い。

「柊一が言ったろ?教えてくれたら悪いようにしないって。体育館には俺の妹と友人がいるんだ。頼むよ。」 

僕は時計を確認した。
強盗が現れて、2時間。
状況はどうなった?怪我人は?世間の反応は?
僕らには今、少しでも情報が欲しかった。

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