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暗い少女は明るい少女?

第11章 文化祭 模擬店編

「柊一!」

美奈が走ってきた。一緒に来た純が灰音と松木姉妹を見て首をかしげた。

「仲悪いんじゃなかったのか?」

「仲直りしたんだよ。」

「なんだよ!俺と美奈は1度コイツらのせいでヤバいことになりかけたんだぜ。」

「ああ、あれ」

理美はそう言って前、純に突き付けたナイフを出した。
そして僕に見せる。あれ?

「ペーパーナイフ?」

「そう。本気で人を殺すようなことするわけないでしょ。脅しただけ。」

「もうっ!本当にあの時怖かったんだから!」

美奈が怒っている。

「ゴメン、ゴメン。」

夏月が謝る。

「いいよ。それなら許す。」純が頷いた。

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