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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

「柊一!純!」

体育館に行くと毛布を肩に掛けた灰音と美奈が駆けよってきた。

「襟沢さんって刑事さんと蒼井さんっていう2年の人が言ってたよ。今回は柊一と純の手柄だって。」

灰音が言う。

「いや、俺たちの手柄ってわけでも無いよ。」

純が言う。
美奈が笑い出した。

「ここがあなたの良いところよ、純。」

あっ、そうだ。

「灰音、これ。」

僕はポケットから水色のバレッタを取り出した。

「ありがとう!」

灰音な大事そうにそれを受け取り、優しく微笑んだのだった。

The End.

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