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暗い少女は明るい少女?

第48章 大学の友人、相沢さんの秘密

「あの、どうかした?」

紅が固まった理美と夏月に声を掛けた。

「え?あっ、ううん。何でもない。」

理美は首を横に振る。
僕は夏月が気になった。
キツい顔をして相沢さんを見つめている。

「ところで相沢さんは何してるの?」

桐原が気になった質問した。

「本屋の帰り。」

「本?読書好きなんだ?」

高木彬光の『神津恭介、密室に挑む』という本を見せる。
推理小説である。

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