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暗い少女は明るい少女?

第49章 屋敷を脱出?

部屋を飛び出した僕たちは足音を立てないよう尚且つ素早く脱出経路を走っていた。

「おい!お前ら、何してる!」

「うわっ、ヤバイ!」

監視の警備員に見つかった僕たちは散り散りになって逃げ出した。
僕、如月は現在居る3階から4階への階段を駆け上がり、純と光さんは3階をそのまま走り、クリスさんは階段を駆け降りて行った。
警備員は迷わず僕たちを追いかけて来た。
僕はすぐさま気付いた。
狙いが僕であることを。
僕と如月はしばらく走ったが急に目眩が僕を襲った。
くそっ、こんな時に!

「ハア、ハア、ハア…」

僕は走れなくなり、壁に手をついて呼吸を整えた。

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