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暗い少女は明るい少女?

第50章 紅い竜と蒼い光

「クリスさん…。」

すみれに言って、気にしないようにクリスさんに言っといて貰おうか。
僕はポカンと固まってる紅に気付いて言った。

「紅、この人が僕を助けてくれた先輩の蒼井…」

「光兄さん。」

「え?」

僕は驚いて紅を見つめた。

「知り合いか?」

「竜くんか?」

光兄さん…、竜くん…。
親戚だろうか。
従兄弟ならそういう呼び方をするだろうし。
紅と蒼井、兄弟ってことはまず無いだろう。

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