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暗い少女は明るい少女?

第50章 紅い竜と蒼い光

「如月…」

紅曰く『良いヤツ』、如月空だ。

「柊一、珍しいな。お前、午後から授業あったよね?サボったのはじめてじゃないか?」

「うん…」

「元気ないね?どうした?」

「…別に。いつも通りだよ。」

「嘘つけ。」

如月はため息を吐いた。

「前言ってたの、忘れた?無理すんなって。」

「如月には関係無いよ…」

如月は眉を潜めた。

「何があったかは“詳しく”は知らない。誰が原因かは何となく分かるけどね。」

「え?」

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