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暗い少女は明るい少女?

第50章 紅い竜と蒼い光

家には母親がいる。
だから真っ直ぐ家に帰る訳にはいかなかった。
何もすることが無くなった僕は、学校の近くのミスタードーナツでチョコリングとコーヒーを買ってその場で食べながら読書をすることにした。
推理小説のクライマックス、名探偵が犯人が使ったトリックについて語りだしたシーンに差し掛かった時、

「柊一?」

名前を呼ばれた。

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