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暗い少女は明るい少女?

第54章 ティリンスの答え

「あなたにも優しいお兄さん、いるでしょう?」

「ん?ああ、クリス兄さんか。」

ティリンスさんは少し笑って言う。

「クリス兄さんは君程、弟思いじゃないさ。」

「そんなことないと思うけど。」

クリスさんはティリンスさんのこと愚弟やなんだかんだ言いつつ、気に掛けてるのは僕は知っている。
百合がやったことをティリンスさんに話したのはショックを与えることを知りつつのティリンスさんのためだったのだろう。

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