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その出会いはまさに運命だった。
学校の帰り道、ファーストフード店に寄った純は1人の少年と数人の女子が言い争っているのを目にした。

｢何よ？アンタ。｣

｢何はこっちのセリフだ。多勢に無勢って、僕は1番嫌いなんだ。そもそも、その子は何もしてないだろう？｣

純は少年の制服が自分と同じ高校なのに気付いていた。
その少年の背後に守られている少女を見て、純は目を丸くした。
妹の美奈である。
しかし、この少年が｢この子｣と言っていることから知り合いでは無さそうだ。