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暗い少女は明るい少女?

第14章 すみれの話

「失礼いたしました。」

「…、クリスもお姫様抱っこできたんだ。」

「執事ですから。」

「だから、それは答えになってないって。」

結局、その日は学校を欠席した。


翌日
「お嬢様、朝です。」

「行きたくない…。」

「なぜ?」

「もうあんなのゴメン。」

「大丈夫ですよ。」

「え?」 

「昨晩、だんな様が宮城家に話をつけられましたので。」

「ホントに?」

実は話をつける気はすみれの父には無かった。問題事を大きくするのは嫌いな人だからだ。
それをクリスが必死に説得してやっと動く気になってくれた様だった。
S高校ですみれは挨拶した。

「山梨すみれです。よろしくお願いします。」

灰音たちは優しく迎えてくれた。

THE END

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