無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「うーん…気持ちいい〜！」

如月が大きく伸びをしている。
僕たちは今、香川と岡山を結ぶ瀬戸大橋の近くのサービスエリアでひと休みしていた。
展望台からは海と瀬戸大橋が見られて良い写真が撮れた。

「でも、驚いたよ。如月がまさか車の免許を持ってたなんて。」

灰音、相沢さん、如月と僕の4人で交通手段について話していたところ、如月が免許を取ったとホテルまでは彼の運転で連れて行ってくれることとなった。

「でも、免許を取ったとはいえ、高速道路の運転は大変だろ？」

「一応、教習で高速道路教習は受けたし。結構、練習もしたんだぜ。1回、新居浜行くつもりが間違えて宇和島に行きかけたけど。」

「…」

途端に心配になる。