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暗い少女は明るい少女?

第56章 今しか出来ないこと

次にオルゴールのお店に入る。

「わぁ、かわいい…」

そこにはオルゴールだけでは無く、ガラス製品もたくさん売っていた。
可愛らしい妖精の置物、綺麗に装飾されたアクセサリー入れ、そして万華鏡。

いかにも女の子が好きそうな、そして高価そうなモノが並んでいる。

「そうでも無いよ。これなら、俺らでも買える。」

如月が僕の心を察したのか手のひらぐらいのサイズの四角いオルゴールを見せる。
プレートには何やら有名アニメ映画の主題歌の名前が載っている。

「この音楽はきっとオルゴールで聴くのには最適だな。」

僕は笑う。
灰音が1つ差し出す。
それには灰音が大好きな有名アイドルのCMソングの名前が書かれている。

「すごいね。Jポップまであるんだ。」

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