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それでも、私は生きてきた

第66章 母の告白

母の中で
何か張りつめた糸が突然切れてしまったかのように
本当に突然起きた感覚だった。

数日後、母から突然メールが届いた。


パパの本性は、変わっていません。
あの日、出張先のパパから電話がありました。

明日、ユリと彼氏が来る。どうしたらいいんだ。

と、普段はお母さんに怒鳴り散らしているパパが別人のようでした。

近くにファミレスはないか。と聞きました。
ユリ達とファミレスに行ってご飯をご馳走して、笑顔でユリに合わせて話をすればいいから。と教えたのはお母さんです。

ユリは、パパが変わったと言ってましたが、何も変わっていません。

パパに怒鳴られ、つかみ掛かられそうになった時。外に逃げたら、パパが追いかけて来て髪の毛を掴まれました。
お母さんは、漫才をする志村◯ンのような声で「触るな、気持ち悪い」と言い返してやりました。

首を締められたこともありました。

最高のDV体験を味わえた。パパに感謝だ。

味噌汁をぶっかけられて、頭にワカメをくっ付けたまま、お姉ちゃんを迎えに行った事があります。その時の、目撃者、承認は、お姉ちゃんです。



………そのような内容だったように記憶している。

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