遠い幼なじみ
第5章 知ってしまった真実
ザァッ....
静かな風が吹いた。
辺りはもう真っ暗で、街灯がバチバチッと音をたてて明かりを帯びる。
「う……そ………」
私は息詰まるように、肩を揺らして呼吸する。
同時に、熱いものがぶわっと体内でこみ上げてきた。
圭「まあ、あの人もモテるし、いてもおかしくないだろ……
青島?」
「………やろ…」
圭「は?」
「ばかやろーーーっ!!!!」
バフッ!
圭「って!!」
持っていたスクールバックを圭ちゃんの顔面にダイブさせ、私は一直線に家に走っていった。