えっちなたいいくのじかん
第6章 2じかんめ「じきゅうそう」
スタート地点に横一列に並んだ俺達は、これから始まる地獄のような行軍に思いを馳せていやな顔をしつつ、ある一つの計画を仲間と共有していた。
持久走は、校庭をただグルグルと回るだけじゃあ飽きちまうという配慮からなのか分らんが、校舎を大きく周回するちょっとアスレチックな面白いコースを辿ることになっている。
ということは、必然的にウシジマの目の届かない場所なんかもコースに含まれているわけだ。なんといっても現役の生徒である俺達は、学校の敷地内の地形を全て知り尽くしている。
だから俺は提案した。
「いいか、おんなどもは俺達より10分遅れでスタートして、終盤、プール裏を通るだろ。プール裏を通る頃には、弱弱しいおんなはかなり疲労して、汗もすごいから体も透けて見えるし、なによりどんな攻撃を喰らわしても抵抗される心配が無い。」
仲間の筆頭であるタヌマはマジメな顔をして答える。
「確かに」
持久走は、校庭をただグルグルと回るだけじゃあ飽きちまうという配慮からなのか分らんが、校舎を大きく周回するちょっとアスレチックな面白いコースを辿ることになっている。
ということは、必然的にウシジマの目の届かない場所なんかもコースに含まれているわけだ。なんといっても現役の生徒である俺達は、学校の敷地内の地形を全て知り尽くしている。
だから俺は提案した。
「いいか、おんなどもは俺達より10分遅れでスタートして、終盤、プール裏を通るだろ。プール裏を通る頃には、弱弱しいおんなはかなり疲労して、汗もすごいから体も透けて見えるし、なによりどんな攻撃を喰らわしても抵抗される心配が無い。」
仲間の筆頭であるタヌマはマジメな顔をして答える。
「確かに」