死にたがりうさぎと泣き虫黒猫
第3章 崩壊する放課後
俺はMが去ったあと、裏門からこっそり下校した
家に帰るのもだるい。
俺はずっと片親だ。父に育てられた。物心がついた時には、ずっと母親かと思ってた人が実は父の愛人であった
最初はお母さんと慕ってたものの、小学生の時にお母さんと思ってた人に殺人未遂をされ、それからはずっと親父と暮らしてる
愛人は逮捕されたが、その後は知らないし、知りたくない。
中学生の時から家に帰らなくなった、愛人が逮捕され自堕落な生活を送るようになっていった親父を見るようになったからだ
なので基本的鞄には2日分の着替えは持ち歩いてる
まぁ夜だし泊まりだろうな。
そんなくだらないこと考えながら待ち合わせ場所に着く
「待った?」
背後からMの声がする
「いや、全然」
黒いワンピースがやけに似合っていた
人形のような生気のない不気味さも漂わせながら、どこか惹かれる不思議な雰囲気をMは纏っていた
まるで、よくある手に入れたら最後みたいな言葉が似合う見た目だ
学校の可愛らしい雰囲気はどこへやら、今目の前にいるMはまるで夜の女性の魅力がある
「M君。ボーっとして大丈夫?眠い?」
見とれてたらしい。恥ずかしいから俺は顔を背ける
「大丈夫。ちょっと家のことをな」
「なら良かった、学校から直接来たの?」
「あぁ」
「お疲れ様。行こっか」
Mはそう言うと歩き出した
家に帰るのもだるい。
俺はずっと片親だ。父に育てられた。物心がついた時には、ずっと母親かと思ってた人が実は父の愛人であった
最初はお母さんと慕ってたものの、小学生の時にお母さんと思ってた人に殺人未遂をされ、それからはずっと親父と暮らしてる
愛人は逮捕されたが、その後は知らないし、知りたくない。
中学生の時から家に帰らなくなった、愛人が逮捕され自堕落な生活を送るようになっていった親父を見るようになったからだ
なので基本的鞄には2日分の着替えは持ち歩いてる
まぁ夜だし泊まりだろうな。
そんなくだらないこと考えながら待ち合わせ場所に着く
「待った?」
背後からMの声がする
「いや、全然」
黒いワンピースがやけに似合っていた
人形のような生気のない不気味さも漂わせながら、どこか惹かれる不思議な雰囲気をMは纏っていた
まるで、よくある手に入れたら最後みたいな言葉が似合う見た目だ
学校の可愛らしい雰囲気はどこへやら、今目の前にいるMはまるで夜の女性の魅力がある
「M君。ボーっとして大丈夫?眠い?」
見とれてたらしい。恥ずかしいから俺は顔を背ける
「大丈夫。ちょっと家のことをな」
「なら良かった、学校から直接来たの?」
「あぁ」
「お疲れ様。行こっか」
Mはそう言うと歩き出した