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ハルカ

第4章 ~面影~

大翔side

強引だったか?
でも、彼女が笑ってくれてる。
それだけでいいと思った。

それが、彼女の死んだ婚約者の代わりでも…
彼女が側に居て、笑ってくれてる。

俺は、彼女の笑顔を見ていたい。

そして、いつかは俺自身を好きになってもらいたい…

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大翔『悠さん♡』

悠『何?』

大翔『手、繋いでもいい?』

悠『手?…いいよ。』

大翔『…♡』


そう言うと、私の右手を握る。
弘基とは違う感覚に少し戸惑ったが、嫌じゃなかった。

大翔と一緒にいた今日1日。

私は、弘基と大翔の違いをちゃんと見つける事が出来なかった。

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