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ハルカ

第6章 ~試用期間~

蒸し蒸しする午後。

クーラーの付いてない部屋に2人。
扇風機だけだと汗ばんでくる。

でも、嫌な雰囲気じゃない。

嬉しいような
恥ずかしいような
照れくさいような

苦笑いしか浮かばない2人。



大翔『あのさ…今更だけど、自己紹介とか…する?』

悠『えっ?』

大翔『お互いの事を知るには、やっぱりお互いの事を話さないといけなくない?』

悠『そうだけど…』

大翔『でしょ?
だから、自己紹介!』




急な大翔の発言に、この部屋の雰囲気が変わる。



戸惑い


この言葉が1番当てはまるだろうか。

確かに、大翔を知りたい思った。
だが、自己紹介をするということは過去の出来事にも触れる事になるのではないか。



私は、過去よりもこれからの大翔を知りたいだけなのに…

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