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愛のため。

第93章 夢のせい。

元気のない私をあの手この手で励まそうとしてくれる。

…ありがとう。大丈夫。ごめんね。


でも私が元気がないのはただの夢のせいで。

追い詰められてしまったのに
結局私はあなたを選ぶことがてきなくて
その光景がやたら現実のように思えて。

あなたのことを強く求めているとかなんだとか言っておきながら、
結局どうすることもできない罪悪感を夢に植えつけられて。


ごめんね。
だから、もう。


白黒はっきりつけないと本当は嫌なあなたなのに、こんな関係をごめんなさい。

けれどあなたは無責任だと、別れを許してはくれないかもしれない。


「彼女できるまでは見届ける約束やろ?」

…なんでこんな約束してしまったんだろう?

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