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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第4章 「もっと乱れて」 青峰×火神

ピンポーン。

あ、青峰、来たかな。

俺は本を読んでいた手を止めて、玄関へ向かった。


ガチャリとドアを開けると、俺の恋人、青峰大輝がいた。


「よっ」

「早かったな」

「おう。なんか早く会いたくてさ」


青峰は、くしゃっと頭を掻きながら、照れ笑いを浮かべた。


「そうか」

青峰を部屋へ通す。


「何してたんだ?」

部屋に着くなり、青峰は話しかけて来た。


「本読んでた」

「え、まじで?お前が?」

「っていっても、バスケのな」


手に本を持って見せると、青峰はいつもの表情へ戻る。


「びっくりしたじゃねぇか」

「ばーか。俺、普通の本とか読めねーから」

「だよな」


俺はまた本を開き、続きのページから読み始めた。

すると、青峰が後ろから抱き締めるように覗き込んで来る。


「なんだよ」

「なー、構えよ」


青峰が肩に顎を乗せ、話してくる。


「ちょ、肩擽ったい」

「なら構えー」


青峰はガミガミと耳元で話してくる。

あー、肩が擽ったい。

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