【黒バス】「短編集です。」【腐向け】
第6章 「王様ゲーム」 黄瀬×黒子
そしてもう夕方。
王様ゲームはその後勢いを無くし、段々と面倒臭くなった。
故にやめた。
青峰っちが泣きそうだったし、ブフォ。
やることがなくなって、人生ゲームやテレビゲームをしたものの、赤司っちしか勝たない為面白くない。
赤司っちは人生ゲームをやると億万長者になって、1番にゴール。
悪いマスには絶対止まらない。
テレビゲームははじめてやったのに全勝が当たり前。
ゲームをしたのは、赤司っち、俺、青峰っち、黒子っちで、あとの2人はお菓子を食べたりゲームを鑑賞したりしていた。
何か本当赤司っちには敵わないです。
「おい、もうそろそろ日が暮れるのだよ。帰るか?」
「えー、緑ちん、もう帰るの?」
「まだここにいるつもりなんスか⁈」
いや本当それは勘弁してください。
「俺もうちょっとここにいてぇよ」
「僕もここにいたいです」
赤頭と緑頭以外が俺の方をきらきらとした目で見詰めてくる。
できればもう帰らせたい。
でも、黒子っちが家にいてくれたら…。
でも、そしたら他にもついてくるし…。
俺がうじうじしていると、赤司っちが口を開いた。
「俺から提案がある。今日、黄瀬がいいと言うなら、ここに泊まっていけばどうだ?」
………。
確かに今日、親は帰って来ない。
だがしかし、泊める部屋などない。
それに泊めたくないry
…………だが、ここで項垂れてどうする黄瀬涼太!
思い切って泊めるっス黄瀬涼太!
黒子っちがついてくるんスよ黄瀬涼太!
よっし……思い切って泊めるか。
「と、泊まりたいなら泊まっていってもいいっスよ?」
「泊まる奴は手を挙げろ」
赤司っちがそう言うと、全員が手を上げた。