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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第7章 「真っ暗」 キセキ×黄瀬

監禁生活も終わりを迎え、荷物を片付ける。


赤司っちは俺の荷物をまとめ、青峰っちと紫原っちは部屋の片付けと掃除、緑間っちはゴミの分別、と別れて片付けを行っていた。


黒子っちは、俺の傷を処置してくれている。


「痛いっス…っ、滲みるっ…そこ痛い!」


「が、我慢してください」


「我慢出来ないっスよ…ぁひっ!」


「そして喘がないでください」


「あ、喘いでないっス!」


こんな感じだ。


消毒液を染み込ませた綿をピンセットで摘み、傷跡にちょんちょんと付けていく。


ピンセットを持つ黒子っちの手は震えていた。

いつもより悩ましい表情をして、傷跡と戦っている。



「あ、そういえばなんですけど」


俺が痛みに悶えていると、黒子っちが思い出したように顔を上げた。


「どうしたんスか?」


『…実は僕、ネコの方なんです。つまり、受けなんですよ』



黒子っちがふと呟いた一言に、この部屋にいた人間全員が目を丸くして驚愕した。


もちろん俺も驚いた。


あれだけ巨根で俺をガスガス犯してた黒子っちが…ネコ、だと。



「つまり、テツはケツ開発済みってことか?」


「いえ、使ったことはありませんが、黄瀬君を犯すのはちょっと…」


「じゃあ、涼太が攻めに回る、ということか…」

「心外なのだよ…」

「へえ〜、そうなんだ…」


「ええええ‼これから先黒子っちとヤる時は俺が突っ込むんスか⁉」


考えられない。

本当に、黒子っちが受けだなんて以ての外だ。



「まあ、黄瀬君のそれなりに大きかったですし…」


黒子っちは俺のを想像したのか、ほやほやとした表情で頬を染めた。

次第に顔がにやけはじめる。


「…僕達はお前たちの性事情には関係ないからな。一切関わらないぞ」


…ええええ…黒子っちとやっていけるかな?


ちょっと心配になってきた。

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