【黒バス】「短編集です。」【腐向け】
第7章 「真っ暗」 キセキ×黄瀬
「僕は黄瀬君を犯したし、それに皆さんと一緒に監禁をしました。それなのに黄瀬君、僕…でいいんですか?」
「黒子っちがいいんスよ」
泣いて顔をぐちゃぐちゃにしながら俺に問いかける黒子っちに、俺は微笑んで応えた。
黒子っちの顔は真っ赤で、涙でぐちょぐちょで、でも嬉しそうに笑っていて、いつもの表情から考えると凄く感極まった表情だった。
その表情が、また俺を虜にする。
「…で、俺からも質問なんスけど、なんでこんなこと聞いたんスか?」
聞いたところで、監禁生活は終わるのか?
それに、俺は性奴隷だと散々な仕打ちに合った。
疑問を浮かべていると、赤司っちが皆を見て、また俺に視線を戻した。
そして、口を開く。
「……僕たちは、涼太を試そうとしていたんだ」
そう赤司っちが言うと、皆次々に口を開き始める。
「俺もすっげぇ黄瀬のこと虐めて、ひどく扱ったけど、本当は誰よりお前のこと…愛してたんだぜ?」
「俺も、黄瀬ちんのこと大好きだったよ〜?俺は赤ちんの計画に乗っただけだったけど、それから黄瀬ちんのこと好きになった」
「…お、俺は、ただの好奇心だ。虐めたいとか、そんなのじゃなくて、黄瀬を好きだからこそやったことなのだよ」
そして最後に、黒子っちが喋り始める。
「というように、皆黄瀬君のことが好きだったんです。だから、あえて酷く黄瀬君を極限まで追い詰めました。僕は最初から反対でした。だから、少し甘くしてしまった面もあります。其処は僕として行動を慎むべきだと思います」
最初聞いた時は何を言っているのかと思ったけど、少しずつ理解出来てきた。
「こんな汚いやり方で、黄瀬君を試してごめんなさい。身体に負わせてしまった傷は僕達でなんとかします。心に負わせてしまった傷は…今からの僕達の接し方で癒したいです。でも君が僕を選んでくれたことは、本当に嬉しかったです」
「僕からも謝るよ。本当にごめんなさい」
「悪かった」
「ごめんね」
「すまなかった」
「全然。こうして謝ってくれたことが嬉しいっスから」
謝罪の言葉が飛び交う中で、俺は返された携帯で時間を見た。
日付は8月26日。俺が監禁された日数は、たったの一ヶ月だった。
夏休みだったし、それも考慮してくれていたのだなと思う。
「黒子っちがいいんスよ」
泣いて顔をぐちゃぐちゃにしながら俺に問いかける黒子っちに、俺は微笑んで応えた。
黒子っちの顔は真っ赤で、涙でぐちょぐちょで、でも嬉しそうに笑っていて、いつもの表情から考えると凄く感極まった表情だった。
その表情が、また俺を虜にする。
「…で、俺からも質問なんスけど、なんでこんなこと聞いたんスか?」
聞いたところで、監禁生活は終わるのか?
それに、俺は性奴隷だと散々な仕打ちに合った。
疑問を浮かべていると、赤司っちが皆を見て、また俺に視線を戻した。
そして、口を開く。
「……僕たちは、涼太を試そうとしていたんだ」
そう赤司っちが言うと、皆次々に口を開き始める。
「俺もすっげぇ黄瀬のこと虐めて、ひどく扱ったけど、本当は誰よりお前のこと…愛してたんだぜ?」
「俺も、黄瀬ちんのこと大好きだったよ〜?俺は赤ちんの計画に乗っただけだったけど、それから黄瀬ちんのこと好きになった」
「…お、俺は、ただの好奇心だ。虐めたいとか、そんなのじゃなくて、黄瀬を好きだからこそやったことなのだよ」
そして最後に、黒子っちが喋り始める。
「というように、皆黄瀬君のことが好きだったんです。だから、あえて酷く黄瀬君を極限まで追い詰めました。僕は最初から反対でした。だから、少し甘くしてしまった面もあります。其処は僕として行動を慎むべきだと思います」
最初聞いた時は何を言っているのかと思ったけど、少しずつ理解出来てきた。
「こんな汚いやり方で、黄瀬君を試してごめんなさい。身体に負わせてしまった傷は僕達でなんとかします。心に負わせてしまった傷は…今からの僕達の接し方で癒したいです。でも君が僕を選んでくれたことは、本当に嬉しかったです」
「僕からも謝るよ。本当にごめんなさい」
「悪かった」
「ごめんね」
「すまなかった」
「全然。こうして謝ってくれたことが嬉しいっスから」
謝罪の言葉が飛び交う中で、俺は返された携帯で時間を見た。
日付は8月26日。俺が監禁された日数は、たったの一ヶ月だった。
夏休みだったし、それも考慮してくれていたのだなと思う。