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妄想でいず、暴走中。

第4章 はじめての、デート。

電車に乗って、三つ目の駅で降りて、徒歩15分。

イルカショーやアシカショー、ペンギンと触れ合いなど…イベントが豊富で、県内でも結構有名な水族館だ。



「わあ!鰯の群れだ!きれーだね、矢浪君!」

「見て見て!ペンギンの赤ちゃんだよ!かわいいねー!」


日向は水族館に着くなり目を輝かせて子供みたいに無邪気にはしゃいでいる。

あー、やばい。めちゃくちゃかわいい。
こんなに楽しそうに無邪気に笑う日向は初めて見た。


日向は水槽を泳ぐ無数の魚に夢中で、水槽に頭をこつん、とぶつける。


「わ、ぶつかっちゃった…!」


かあぁっと顔を紅くする日向。どうしてこうもいちいちかわいいんだ。


「ご、ごめんね矢浪君、私さっきからうるさいよね…。」


すまなそうにこちらを見上げてくる日向。日向、その顔は反則だ…!

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