
夏の秘密
第16章 悲劇
康弘「…」
店員「どうだ?」
康弘「薬が効いて眠ってる」
夏「…」
店員「本当だ、すぐカメラの準備するか
ら、ちょっと待ってて」
康弘「早くしろよ」
店員「わかってるって」
夏「…」
突然襲われた睡魔
その原因はレモンティー
その中に故意に混ぜられていた睡眠薬だ
った
それによって
店で眠ってしまった夏
薬が切れ目を覚ました時には…
夏「…んんっ」
店員「康弘、彼女起きたよ」
夏「あれっ…私…いつの間に寝て…」
康弘「おはよう」
夏「…!?」
目を覚ますと
そこはさっきの喫茶店ではなく
窓もなく外からの光が一切入らない暗く
気味の悪い部屋だった
しかも
夏は両手を後ろできつく縛られた状態で
目の前には康弘と喫茶店の店員
そして録画状態のカメラが
立っていた
夏「…どういうつもりですか」
康弘「俺さ…ずっと君の事好きだったん
だ…」
夏「嘘!!」
康弘「嘘じゃないよ、それなのに…」
夏「何…ちょっと、近づかないでよ!!
それ以上近づいたら大ご…!?」
