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勇助「あの…ここは？」

夏「…」

勇助「夏美さん？」

夏「勇助さん…私…勇助さんに謝らなき
ゃいけない事があるんです…」

勇助「謝るって…何を？」

夏「実は…実は私…」

勇助「…」


覚悟を決め
自分の頭、かつらに手をかけ
勇助の目の前でかつらを取って見せた夏
そんな夏美、夏の姿に
勇助は…


勇助「…えっ！？」

夏「…」

勇助「えっ…夏！？えっ！？」

夏「ごめんね…夏美って名前は嘘なの…
本当は…」

勇助「えぇぇぇ…」

夏「勇助！？ちょっと…勇助！！」


夏美の正体を知り
あまりにショックだったのか
勇助はその番に力無く倒れ気絶してしま
った


夏「…！？」

総一郎「何、気絶したの？」

夏「…はい」

総一郎「仕方ない奴…そこじゃ邪魔だか
ら奥の部屋に運ぼう」

夏「…うん」


ここは
総一郎が住む部屋
人目がある外で夏美の正体を明かすのは
誰かに見られるリスクがあった為
この場所を選んだのだが…


総一郎「俺の家にして正解だったな」

夏「…本当」