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夏の秘密

第21章 看病



夏「二人共、もう出てって!!」

総一郎「夏!?」

風太「ごめん夏、でも…」

夏「いいから、もう出てって!!」

総一郎「夏っ…」

風太「ちょっと待っ…」


必死に謝り抵抗するも
部屋から追い出されてれしまった二人
しかも
肝心なお粥と薬を夏に渡す事なく
手に持ったまま…


総一郎「…」

風太「先生のせいですよ」

総一郎「お前だって!!って喧嘩してる
場合じゃないな…」

風太「で…どうします?」

総一郎「薬だけでも置いてくるか」

風太「…そうですね」


怒られるの覚悟で
もう一度、部屋に戻った二人
しかし夏はもう眠ってしまっていた
ちゃんと食べて薬を飲んでから寝てほし
かったが
今さら起こして食べさせるワケにいかず
薬とペットボトルの水を置いて
二人は部屋を出た


総一郎「今夜は保健室で寝ろよ」

風太「わかってますよ、その代わり先生
も一緒ですからね」

総一郎「何、お前もしかして…」

風太「勘違いしないでください、お互い
の行動を監視する為ですよ」

総一郎「そんな事わかってるよ、冗談だ
って」

風太「…」


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