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夏の秘密

第30章 大好きだけど大嫌い



巧「…」

勇助「兄ちゃん…」

巧「勇助?」

勇助「ちょっといい?」

巧「あぁ」


夕食後
兄の部屋を訪れた勇助
仲直りは出来たものの本来の目的
肝心な事はまだ伝え切れていなかった為
ドキドキしながら
巧の部屋を
訪れたのだが…


勇助「…」

巧「どうした?」

勇助「あっ…えっと…」

巧「…」


二人になると
やはり緊張するようで
話したい事、伝えたい事はちゃんと整理
してきたのに
緊張からか頭がパニックになり
どう切り出せばいいのかわからなくなっ
てしまった


勇助「…」

巧「勇助、お前まだサッカー続けてるの
か?」

勇助「えっ?あぁうん」

巧「良かった、実は勇助にプレゼントが
あるんだ」

勇助「プレゼント?」

巧「色々迷ったけど、これなら普段から
使えるかなって」

勇助「何だろう、開けていい?」

巧「どうぞ」


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