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夏の秘密

第34章 決着



夏「…」


総一郎の告白に
心が揺さ振られながらも
どうにかこうにか返事を保留する事が出
来た夏
返事するにしても風太と勇助
二人にもちゃんと晴の事を話さなければ
いけなかった


夏「…」

風太「お帰り」

夏「…ただいま」


予定より
少し早い戻りにも関わらず
風太はいつも通り夏を出迎えてくれた
部屋の様子を見る限り風太は帰省しなか
ったようだ


夏「…」

風太「疲れたでしょう、何か飲む?」

夏「ありがとう、でもとりあえず座って
話したい事があるの」

風太「わかった」

夏「…」


直感で
何かを感じたのか
風太は夏と向かい合うように椅子に座り
夏の話しを、夏の気持ち、その覚悟を
聞いてくれた


夏「お兄ちゃんと会って話してきた」

風太「連絡取れたの?」

夏「お兄ちゃんの彼女が訪ねて来て会わ
せてくれたの」

風太「そっか、会えて良かったな」

夏「うん」


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