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夏の秘密

第34章 決着



夏「それでちゃんと決着つけてきた」

風太「それって」

夏「気持ちの決着」

風太「…」

夏「…それでね」

風太「俺は諦めないよ」

夏「風太…」

風太「夏が誰を選んでも俺は諦めないか
ら」

夏「…」


風太の勢いに
一瞬、押し切られそうになったが
必死に耐え逃げるように部屋から出ると
次なる場所、勇助の部屋へ
向かった

勇助も自分と
同じように帰省していた為
寮に戻って来ているか不安だったが
部屋の前からは勇助の話し声が聞こえて
きていた


夏「勇助、いる?」

勇助「夏?あれっ、帰ってたの」

夏「今さっきね…ちょっと話したい事が
あるんだけど、いいかな…」

勇助「うん」

夏「…」


場所を変え
食堂へ移動した二人
冬休み中という事もあり食堂に人の姿は
なく
暖房設備も効いていて話しをするには
最適の場所だった


勇助「どうした?」

夏「…」

勇助「夏?」


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