
夏の秘密
第14章 カラオケ
夏「…」
勇助「…ごめん…格好悪いよね」
夏「そんな事ない…」
勇助「こんなはずじゃ…なかったのに…
ダメだ…涙が…止まんない…」
夏「…っ」
勇助「!?夏美さ…」
夏「我慢する必要ないです、泣きたい時
は泣いてください」
勇助「…」
見ていられなくて
夏は勇助の体をギュッと抱きしめた
夏のその行動に勇助は少し驚いた様子だ
ったが
勇助は震える手で
夏の体を強く抱きしめ返した
夏「…」
勇助「…夏美さん」
夏「あっ、ごめんなさい、私…」
勇助「…」
夏「勇助さん?」
勇助「夏美さん、俺…俺夏美さんの事が
好きです」
夏「えっ!?あっ…でもっんっ!?」
勇助「…」
告白され
体が離れたと思ったら
夏は勇助に強引にキスされていた
スポーツ少年で恋愛には疎いと思ってい
ただけに
勇助からのキスは
まさかまさかの出来事だった
夏「んぐっ…ちょっ…」
勇助「好きなんです」
夏「んんっ」
強引に
何度もキスをされ
そのまま椅子の上に押し倒されてしまっ
た夏
今は夏美でも勇助とは友達だし
流されちゃダメと必死に
抵抗するが…
