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私のH

第13章 最後…。

『りぃのー。なおやー。出掛けてくるねー。』

と下からお母さんが呼び掛けてきた。

とっさに私は


『はぁーい。』

と返事をした。

お兄ちゃんはまだ付けるのに戸惑っていた。

ーー昔からこうゆうの不器用だったよね。

縫い物出来るのに針に糸を通すのが苦手だったり…ふふっ。

『お兄ちゃん。しようか?』

『お願い。』

お兄ちゃんに携帯とストラップを渡された時ふいに手が触れた。

ーーお兄ちゃんと手が触れちゃった。


意識してしまった私の顔は自分でも分かるくらい赤くなっていた。

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