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私のH

第1章 一人目

淳はすぐそばにあったテーブルにビールを置き、私の方に体を伸ばし腕を引っ張り

『梨乃ちゃん?
こっちこいよ。』

と引っ張られ私は淳の横に座り、相変わらずどうしていいか分からずに下を向いていた。

さっき引っ張られた腕は淳の体の中心に引き寄せられ私の手は淳の手で包まれていた。


好きでもない相手…

だってほんの数時間前までは…こんなことになるとも思ってなかったし。

でも不思議で…

好きでもない相手でも今からHをするかもしれないという事実があるだけで…

ドキドキして…


淳のことが好きなのかもと錯覚してしまいそうだった。

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