
私のH
第6章 六人目
その日は、そのまま手を繋ぎながら階段を降り、一緒に帰った。
田中君は、遠回りになるのに私を家まで送ってくれた。
その時、仕事から帰ってきたお兄ちゃんと鉢合わせになりすぐさま手を離した。
見られたくなかった。
おにいちゃんには…。
なんでこんなときに限って帰りが早いの…。
『今日はちゃんと学校行ったんだな。』
ーー。
いつもはそんなことで話しかけてこないのに…
いつもならシカトされるのに…
そしておにいちゃんは私の頭をイイ子、イイ子してくれた。
ドクン、ドクンと心臓がうるさい。
おにいちゃんに久しぶりに触れた気がした…。
『で…?彼氏?』
ーー返事しないで。。。
その願い空しく田中君は返事をしてわざわざ自己紹介までしていた。
多分手を繋いでたの…見られてたから彼氏じゃないって言ったら不自然だったと納得しようとするもやっぱり、お兄ちゃんにはばれたくなかった。
田中君は、遠回りになるのに私を家まで送ってくれた。
その時、仕事から帰ってきたお兄ちゃんと鉢合わせになりすぐさま手を離した。
見られたくなかった。
おにいちゃんには…。
なんでこんなときに限って帰りが早いの…。
『今日はちゃんと学校行ったんだな。』
ーー。
いつもはそんなことで話しかけてこないのに…
いつもならシカトされるのに…
そしておにいちゃんは私の頭をイイ子、イイ子してくれた。
ドクン、ドクンと心臓がうるさい。
おにいちゃんに久しぶりに触れた気がした…。
『で…?彼氏?』
ーー返事しないで。。。
その願い空しく田中君は返事をしてわざわざ自己紹介までしていた。
多分手を繋いでたの…見られてたから彼氏じゃないって言ったら不自然だったと納得しようとするもやっぱり、お兄ちゃんにはばれたくなかった。
