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乾いた空

第1章 一章





「いいよ、
やんなよ。その代わりやったら、殺してよ。」



少女の真っ直ぐな目が何故か僕を怖じ気づけさせた。



元々やる気も無いし、たまたま助けただけ。


死を覚悟しているのか、変に胆が据わっている。



もう少し見てよう。


人と話すのも久しぶりだし、暇潰しには調度良い。



少女にもう一枚毛布を掛けて離れた。



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