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乾いた空

第1章 一章



一瞬ドキリとしたが、服がまだ乾いて無いと知り、


少女はまた寝てしまっていた。



この少女は寝ぼけているのか、僕の行動を理解していないのか、それとも気にならないのか?


自分は分かるけれど一瞬少女のことが疑問に思ったが、死のうとしている人間が興味持つことでは無いかと直ぐに理解した。



だからこんなにも無防備なんだ。



熱気が無いので、
暖炉を見たら槙が足りないのか、暖炉の火が弱くなってきていた。


薪が無ければ、この炎も消えるんだ。



まるで命のように。


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